機械仕掛けの神 Vol2
決戦前夜。
エンディングまであと少し!! 君は誰とフラグを立てた!!!?
SO2を思い出した。
真・ガブリエルは詠唱を邪魔するんだ。
今回はちょっとラブラブ。
それはさておき、
ひとつ、あれ? って思うことがあります。
皆さんは、ドミニオン界に初めて来た時、どうなりました?
そう、
次元転生という謎システムによりレベルが1に
4騎士団は、果たしてDEMに勝てるのだろうか?
注意:
ネタバレ注意!!
機械仕掛けの神 Vol2
○ウェストフォート(夜)にて
永久奈:ふぅ……
永久奈:(もう明日が決戦……なんだか、早かったかな……)
永久奈:(戦いが終わったら……エミル界に帰るのかな、そうしたら私は……)
クリステン:……眠れないのか?
永久奈:クリステンさん……なんだか、目が覚めちゃって。
クリステン:そうか
永久奈:……クリステンさん?
クリステン:ん?
永久奈:クリステンさんのご家族も、こっちの世界にいるんですよね?
クリステン:……
永久奈:一度会ってみたいですね。ここから遠いところにすんでいらっしゃるんですか?
クリステン:いないよ
永久奈:え……?
クリステン:俺の両親は、南のほうで傭兵団を率いていてな。DEMと戦ってた。
永久奈:……
クリステン:戦局は思わしくなくて、俺だけエミル界に逃げてきた。
永久奈:そう、だったんですか……
クリステン:うん
永久奈:……
クリステン:……
永久奈:じゃあ、帰りましょう。
クリステン:え?
永久奈:この戦いが終わったら、です。一緒にエミル界に帰りましょう?
クリステン:……永久奈
永久奈:ダメ、ですよね。クリステンさんの故郷はここなんだから。戦いが終わっても、まだまだやるべきことは残っていますよね。私も……家に帰らなくっちゃ。
クリステン:……
永久奈:クリステンさんとこっちの世界に来ることができて、よかったです。
あなたの、生まれた世界を見れてよかった。
永久奈:世界を救うなんて、私には荷が重いけど……明日はがんばります、私。
私は、あなたの家族にはなれないけど……これぐらいしかできないけど……
永久奈:だから……
だから……
クリステン:永久奈
永久奈:はい?
クリステン:心配するな、お前のことは俺が守ってやる。
永久奈:……
クリステン:約束する。どんなことがあっても、お前は……無事にエミル界に帰してやるよ
永久奈:……うん。ありがとう。
ああ、できることなら……明日なんて来なければいいのに。なんて言ったら、彼は怒るかしら……?
そっと……ゆっくりと、体を寄せてみる。顔は上げずに。服のこすれるかさかさという音がいやに大きかった。
彼は、何も言わなかった。
永久奈:これ、持っていってください。
クリステン:……お守り?
永久奈:私のおばあちゃんが、持たせてくれたんです。
クリステン:いいのか?
永久奈:私のことは、クリステンさんが守ってくれるって言ったじゃないですか。だから……私には必要ないです。その代わりに……クリステンさんのことを守ってほしいから。
クリステン:……永久奈
永久奈:でも、この戦いが終わったらちゃんと返してくださいね?
クリステン:……
眠くなってきた……
永久奈:絶対です、よ……
眠って起きたら、決戦。怖いけど、怖くない。きっと大丈夫……だって私は、一人じゃないから。
○深夜にて
クリステン:……
ロード:こっちの月も変わらないねぇ
クリステン:お前もついてくる気か?
ロード:ん? 当然でしょ! アレイにそういわれてるんだから!
クリステン:……あの馬鹿、いったい何をたくらんでるんだ……
ロード:さぁ? そこまでは聞いてないなぁ
クリステン:まったくどいつもこいつも。おせっかいなんだよ。
ロード:……
クリステン:やっと、この時が来たんだ……明日、全部終わる。
ロード:……
クリステン:誰にも邪魔はさせない
続く
エンディングまであと少し!! 君は誰とフラグを立てた!!!?
SO2を思い出した。
真・ガブリエルは詠唱を邪魔するんだ。
今回はちょっとラブラブ。
それはさておき、
ひとつ、あれ? って思うことがあります。
皆さんは、ドミニオン界に初めて来た時、どうなりました?
そう、
次元転生という謎システムによりレベルが1に
4騎士団は、果たしてDEMに勝てるのだろうか?
注意:
ネタバレ注意!!
機械仕掛けの神 Vol2
○ウェストフォート(夜)にて
永久奈:ふぅ……
永久奈:(もう明日が決戦……なんだか、早かったかな……)
永久奈:(戦いが終わったら……エミル界に帰るのかな、そうしたら私は……)
クリステン:……眠れないのか?
永久奈:クリステンさん……なんだか、目が覚めちゃって。
クリステン:そうか
永久奈:……クリステンさん?
クリステン:ん?
永久奈:クリステンさんのご家族も、こっちの世界にいるんですよね?
クリステン:……
永久奈:一度会ってみたいですね。ここから遠いところにすんでいらっしゃるんですか?
クリステン:いないよ
永久奈:え……?
クリステン:俺の両親は、南のほうで傭兵団を率いていてな。DEMと戦ってた。
永久奈:……
クリステン:戦局は思わしくなくて、俺だけエミル界に逃げてきた。
永久奈:そう、だったんですか……
クリステン:うん
永久奈:……
クリステン:……
永久奈:じゃあ、帰りましょう。
クリステン:え?
永久奈:この戦いが終わったら、です。一緒にエミル界に帰りましょう?
クリステン:……永久奈
永久奈:ダメ、ですよね。クリステンさんの故郷はここなんだから。戦いが終わっても、まだまだやるべきことは残っていますよね。私も……家に帰らなくっちゃ。
クリステン:……
永久奈:クリステンさんとこっちの世界に来ることができて、よかったです。
あなたの、生まれた世界を見れてよかった。
永久奈:世界を救うなんて、私には荷が重いけど……明日はがんばります、私。
私は、あなたの家族にはなれないけど……これぐらいしかできないけど……
永久奈:だから……
だから……
クリステン:永久奈
永久奈:はい?
クリステン:心配するな、お前のことは俺が守ってやる。
永久奈:……
クリステン:約束する。どんなことがあっても、お前は……無事にエミル界に帰してやるよ
永久奈:……うん。ありがとう。
ああ、できることなら……明日なんて来なければいいのに。なんて言ったら、彼は怒るかしら……?
そっと……ゆっくりと、体を寄せてみる。顔は上げずに。服のこすれるかさかさという音がいやに大きかった。
彼は、何も言わなかった。
永久奈:これ、持っていってください。
クリステン:……お守り?
永久奈:私のおばあちゃんが、持たせてくれたんです。
クリステン:いいのか?
永久奈:私のことは、クリステンさんが守ってくれるって言ったじゃないですか。だから……私には必要ないです。その代わりに……クリステンさんのことを守ってほしいから。
クリステン:……永久奈
永久奈:でも、この戦いが終わったらちゃんと返してくださいね?
クリステン:……
眠くなってきた……
永久奈:絶対です、よ……
眠って起きたら、決戦。怖いけど、怖くない。きっと大丈夫……だって私は、一人じゃないから。
○深夜にて
クリステン:……
ロード:こっちの月も変わらないねぇ
クリステン:お前もついてくる気か?
ロード:ん? 当然でしょ! アレイにそういわれてるんだから!
クリステン:……あの馬鹿、いったい何をたくらんでるんだ……
ロード:さぁ? そこまでは聞いてないなぁ
クリステン:まったくどいつもこいつも。おせっかいなんだよ。
ロード:……
クリステン:やっと、この時が来たんだ……明日、全部終わる。
ロード:……
クリステン:誰にも邪魔はさせない
続く
by sei_aley
| 2009-12-23 00:08
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