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月明かりの射す静かな庭

noblemoon.exblog.jp

ECOのフリージアサーバに生息中。現在の企画→ECO小説<運命の赤い糸>

アルマの樹 11 前半


アレア姉さんの過去については、ECO小説<蒼い剣の正義>をお読みください。


ただし、右肩の怪我についてはまた別のお話……


(;´Д`)ら、来年ぐらいには書く……






いや、なんでもない……

SSの各所にいないはずのアレア姉さんが映っているが、気にするな!!





登場人物



・アレア=レフィス

アクロポリス出身の元冒険者。現在はいろいろあって引退中。
去年はフシギなタマゴの事件に関わっていた。今年はアルマの事件に関わり、アルマ学校の家庭科教師をしていた。
幼いころから冒険者として独り立ちしていたせいもあって、落ち着いた印象。だが切れると怖い。
アルマ学校が本格的に始動するにあたって、アルマ学校の先生を止めることとなった。


・エニア=セレラル

タイタニア界に君臨していた東の黒い魔女。だが、現在はエミル界でのほほんと暮らしている。
タイタニア連合国発表の危険度レベルは『出会ったら即諦めるレベル』。ちなみにこれは最上位から2番目のレベル。
天真爛漫な少女。お気を付け下さい、彼女はドSです。
冥界の王と契約している唯一の魔女であるため、『冥界の姫』と呼ばれる。冥界では2番目に偉い扱い。
自分を守ろうとしてくれるアレアを慕っている。辛い人生を歩んできたアレアには幸せになってほしいと思っている。



アルマの樹 11 前半


〇アップタウンにて

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????:あ! アレア!

アレア:……ん?

エニア:ん?

????:わたしよ! わたし! 覚えてる!?

アレア:確か……シモツキだったかしら?

エニア:シモちゃん!(*´▽`*)

シモツキ:(;´Д`)シモちゃんはなんか嫌!!

エニア:じゃ、シモネタちゃんで許してやる

シモツキ:(;´Д`)もっとひどくなってますよ、姫様!!

アレア:(;´Д`)で、お前もアルマ学校でなんかやっているのか

シモツキ:うん。最近アミス先生も忙しそうだから。私も手伝おうと思って!

アレア:……

エニア:……

シモツキ:そうだ! 今日はアレアや姫様も手伝ってくれないかしら!! うん! 決めた!!

アレア:私は今日は別に授業もないから。帰るわ。やるなら一人でやりなさい。

シモツキ:(;´Д`)ええええええええええええええええええ!!!!!? どうして!!? 去年、あの激闘を乗り切った仲じゃない!!?

アレア:(;´Д`)それほどの激闘だったかぁ? 神界の王とやらとエニアがあのまま戦っていたら激闘になっていたのかしら?

エニア:アハハ、あのまま戦っていたらアクロニア大陸は焦土になっていたと思う^-^

シモツキ:(;´Д`)

アレア:実際どっちが強いの?

エニア:うーん、ぶっちゃけると勝負になんかならないのよね。向こうは王で、こっちは姫だし。私は姫連中の中なら最上位だろうけど、王様クラス相手じゃランクが違うわ―

アレア:(;´Д`)マジカ……そういえば妖精王とやらも本気のエニアのダムネイションを軽々耐えていたわね……

シモツキ:そ、そんな去年の話はどうでもいいじゃない! さぁ、上に上がりましょう!!

アレア:(;´Д`)だから私はいかねぇって……行くなら一人で行きなさいよ

シモツキ:(´;ω;`)ブワッ

エニア:仕方ないわねぇ、姉さんが行かないなら私が行ったげる。

アレア:あら、珍しい

エニア:姉さんは先に帰ってご飯の準備をよろしくお願いします( ゚Д゚)ゝ!

アレア:分かったわ。あんまり派手なことしちゃだめよ。セイ君もアーシィもなんか出かけてるみたいだし……暴走しないようにね

エニア:サー、イエッサー!!( ゚Д゚)ゝ 全力で戦うぐらいは良いですよね!!?

アレア:(;´Д`)駄目に決まってんだろ!! さっき自分で『アクロニア大陸が焦土になる』って言ったの忘れたのか!!!!?

シモツキ:(;´Д`)o0(どうしよう……アレアが来ないなら、ぶっちゃけ姫様には来てほしくないけど、そんなこと言ったら殺される)

エニア:(*´▽`*)さぁ、上に上がろう!!

シモツキ:(;´Д`)は、はい……


〇アミスの飛空庭にて

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ぷるぷる:……

シモツキ:あら、ぷるぷる。あなたまたその樹のところにいたの?

ぷるぷる:ぷるぷる!

シモツキ:へぇ、そうなんだ……天才守護魔のシモツキ様でも、植物と話すのは難しいわね……

エニア:(;´Д`)今の言葉が分かって植物の言葉は分からないのか

??:おー! なんや、ぷるぷるはん、こんなとこにおったんか……お! あんさんがエニアさんやな!!

エニア:(´・ω・`)ネコの幽霊が何の用だ、殺すぞ

??:(;´Д`)姉やんたちから聞いた通りのお人や。うちもここでお世話になってる姉妹の一人なんや。名前は……

シモツキ:あら、ミカじゃない? どうしたの?

ミカ:だーかーらー!! うちの名前は、サー・ミルドレッド・カルヴァドスやってゆーとるやろ!! せっかくゴージャスな名前にしたのに台無しやん!!

シモツキ:そんな長ったらしい名前、誰も覚えてらんないわよ。ミカのほうが覚えやすくていいじゃない?

ミカ:なんやて!!?

シモツキ:何よ!!?

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ぷるぷる:はーい! ストップストップ! 喧嘩はダメ! 学校での約束でしょ?

ミカ:おおっと……ぷるぷるはん……確かに、ちーと頭冷やさんとね。。。

シモツキ:確かに、喧嘩腰になるにはあまり恰好のいい話題じゃなかったものね……そういや、ぷるぷるも人の姿になることができるのよね

ミカ:そういや、なんで姿を人の恰好にしたままにせーへんのや? そっちのほうが何かと便利やと思うんやけど?

ぷるぷる:うーん、確かにそうなんだけど、私はまだずっと人の姿で言われるわけじゃないから……あ、そうだ、アミスには内緒ね?

シモツキ:そういえば、みんながアルマやこの樹について調べているけど、あなたは何か知っているの?

ぷるぷる:うーん、私も詳しくは分からないわ……

エニア:そういえば、セイ君がびっくりしていたわねぇ

ぷるぷる:セイが?

エニア:ぷるぷるが人の姿になれるってわかった途端にいろいろ調べだしているようだし……なんか聞いてる?

ぷるぷる:変身できるようになったのが6月くらいからってことと……まだ変身できる時間も短かったり制御できなかったりするっていうのは話したわ。そうしたら、『疲れるならなるべく人の姿にならないほうがいい』って言ってた。

エニア:ふむ

ぷるぷる:でも、私は早くこの力を制御できるようにし……アミスをびっくりさせたいの。「アミスの育てた生徒は、たとえモンスターだったとしてもちゃんとやっていけるんだよ」って!

エニア:まぁ、ほどほどにしておきなさいよ……セイ君がやめとけって言うなら、止めておいたほうが無難よ?

ミカ:あ、そや、いっこきこうとおもっとったんや。この絆の樹やけど、言葉喋るん? 何か言うとんのやったら、一回ぐらい話を聞いてみたいんやけどな?

ぷるぷる:この子……絆の樹も、心を持っているの。ただ、この子は動けないし、考えていることや言葉のリズムとかが違うから、シャボタンや私みたいなもともと植物に近いアルマにしか今のところ言葉が届かないみたい。

シモツキ:サツキも植物の守護魔だけど、正確な言葉までは分からないそうね。

ぷるぷる:この子……すごい遠いところから来たみたい。

ミカ:なぁなぁ、この子……もうすぐ花がさくんとちゃう?

ぷるぷる:うん……あ、みんな出てきたかな……ちょっと疲れちゃった……まだ長い時間変身するのは無理なのかなぁ……

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ヤヨイ:あら、姫様、来ていたのですね

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エニア:いよー( ゚Д゚)ノ

シモツキ:そういえば自習中じゃなかったかしら?

ヤヨイ:ええ、せっかくいい天気なので、お日様の下で授業をしようってことになりまして……希望者のみの自習ですが。

エニア:(´・ω・`)へー

ヤヨイ:では、みんな。指示したとおりに体を動かしてみてください。

キクヅキ:こうやって、こう……ふむふむ

ローキー:むぅ……体の動きを自分で制御するというのは簡単なようで意外と難しいことなのじゃ……

バルル:ローキーさん、そこはたぶんこうやって……って、着物はやっぱり動きが制限されますね。

ペペン:体を動かすのは楽しいけど、ピタッと止めるのは難しいです。これはなかなか……あれあれ?

バウ:でもでも! うんごうはたのしいです! でも、走り回っちゃだめです?

サラマンダー:お! なんかかっちょいいな! 必殺技とか打てそうじゃない?

????:……もしもし?

エニア:うん?

ヤヨイ:あら、誰か来客のようですね……ひもを下しましょうか

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????:えっとー……ここ、アルマの集まる学校……で、いいんだよね?

シモツキ:まずはこの天才守護魔シモツキがあなたの質問に答えるわ!!

ヤヨイ:そう、ここがアルマの学校ですよ

????:そう。よかった。

シモツキ:(;つД`)ヤヨイの馬鹿あああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!

ヤヨイ:(;´Д`)なんで泣いてるんですか、シモツキ……

ミカ:(;´Д`)あかん、シモツキはんが絡んでくると話が進まん

エニア:よし、突き落とそう(本気)

シモツキ:ちょちょちょちょちょちょ!!!!!? ご、ごめんなさいごめんなさい!! 静かにしているから許してぇええええ!!!!

ヤヨイ:(;´Д`)えっとー……あっちは置いておいて、あなたはいったい誰です? どこからここのことを聞いたんですか?

オートメディック:私はオートメディック。別のアルマからここに行くように言われて、訪ねてきた。

シモツキ:わかったわ! あなた、生徒にしてもらいに来たのね!! ちょうどいいわ!!!!! アミス先生は今、留守にしているけど、この学校は結構いいところよ!!!!!

エニア:はいはーい、うるさい子は、いないいないぴゅーしまいましょうね?

シモツキ:(;´Д`)ごめんなさあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああい!!!!!!!!!!!!!!!!!!

バウ:……オート……ええっと、トメちゃん!!

ペペン:キカイが見えるです! メカメカさんですね!!

オートメディック:……何?

ローキー:おぬしの呼び名を考えておるのじゃ♪

ヤヨイ:ウヅキの悪い癖が移ってますね……

サラマンダー:メカ……メカゴロリとか! よろしく! メカゴロリさん!

エニア:(;´Д`)どうしてそうなったし

サラマンダー:え? だってそういう黒い服ってゴスロリって言うんだろ? だから、メカゴロリ。

ヤヨイ:その接続詞はおかしいですね……強いて言うなら、『なぜか』メカゴロリ。です……ごちゃごちゃにしすぎですよ。まぁ、呼び名はさておき、オートメディックさんにここのことを説明するのが先では?

バウ:ここは学校です!!

ペペン:給食が超おいしいのです!!!

サラマンダー:みんなやさしいよ!!

キクヅキ:友達たくさんできるよ!

ローキー:人の世のことをたくさん教えてくれるのじゃ♪

バルル:ローキーさんやアレアさん……頼りになる女性がいっぱいです……!

エニア:シャバデュビタッチヘンシーン!!

オートメディック:……ここはにぎやかなのね。

ミカ:(;´Д`)みんな一斉に喋ったらわかるもんもわからん

ヤヨイ:(;´Д`)

???:ただいまぁ、あら、お客様?

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みんな:おかえりなさーい!

アミス:あら、あなた……あなたもアルマなのかしら?

ペペン:オートメディックさんです! 学校に入りに来てくれたですよ!!

オートメディック:ああ、その……できればここに……

アミス:ええ、歓迎するわよ。オートメディックちゃんね。私はアミス、この学校で先生をしているの、よろしくね!

オートメディック:あ、はい……

アミス:来たばかりで戸惑うことも多いとは思うけれど……自分のペースで、のんびりと慣れてくれれば大丈夫よ。落ち着いたらそこからあなたのことをいろいろと教えてくれるとうれしいな

オートメディック:はい……よろしく。

アミス:オートメディックちゃんも新しく加わってくれたし、来年に向けて勢いがつくわね! 今日はもう一つ、みんなにうれしいニュースがあるのよ。

ヤヨイ:ニュースですか。何か良いことがあったのですか?

キクヅキ:もしかして……この前聞いた、来年からの話ってやつかな?

バルル:あー、人間の子供がくるかもってゆーあれですね。

アミス:そうなの! 今日、ようやく結果が出たんだけど、来年からここは正式な学校として認められることになったの!

ぷるぷる:ぷるっぷる♪

サラマンダー:ええ! すっげーじゃん! じゃあじゃあ、来年からはここにもっといっぱい仲間が増えちゃったりするわけだな!

ペペン:ということは、ペペンは先輩になっちゃうんです!? が、がんばります!!

アミス:いきなりそんなにたくさん増えるということはないと思うけど、お友達も先生も増えていくわよ

バウ:すごいです! じゃあじゃあ、来年からは守護魔のみんなと姉妹のみんなとアレアさんたちとみんなでおべんきょうができるですね!!

アミス:アレアさんは……

エニア:……

オートメディック:……!?

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ぷるぷる:ぷるぷる!!?

バウ:アミス先生!!?

オートメディック:発熱。体温がかなり高い。消耗の度合いから予想すると、体内で炎症が起きてる。

ミカ:前からお疲れと聞いとったが……倒れるまで魂つめとったんか……ああもう! 誰か水枕と氷準備してーな!! オートメディック! あんた、アミス先生についてやってくれへんか!?

オートメディック:わかった……

キクヅキ:先生を部屋に連れて行って寝かせてあげないと!!

シモツキ:みんな道を開けて! 力の強い子は先生を運ぶのよ!!


〇アミスの部屋にて

アミス:……

オートメディック:消耗性の疾患……つまり、過労で体力が落ちたところで、何かの病気にかかったみたい。かなり消耗している。この人は、何か持病を持っていたりもともと体が弱いなんてことは?

ぷるぷる:……アミスは子供のころ、トンカで流行った病気で何か月も入院していたことがあるの

オートメディック:風土病……トンカ……データベース照合。あった……十数年に一度の割合で広がるものがいくつかある。そのどれかと推測。

ぷるぷる:たぶん、それで合ってる……それで体力がすごく落ちて……アミスは体もあまり強くないの……お医者さんも、普通の生活をする程度なら問題ないけど、この病気は完治するとは限らないって……

エニア:(;´Д`)おおー。セイ君も顔負けの検索能力。

ミカ:なんやそれ……なんや、ほんま! こんな努力して苦労して……なんでこんな目に合わなあかんねん!!!

オートメディック:その時の症状、教えて。絞り込めれば、どれかわかる、かも……分かれば対処できるかも

シモツキ:ほんと!? ぷるぷる、早く思いだして!!

ぷるぷる:うん……あのときは確か……


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オートメディック:……うん。その時期にトンカで流行した病気は、大きく分けて3種類。年代と感染規模と症状から判断すると、高い確率で特定の病気と推測できる。

オートメディック:その病気は、症状が治まっても体内に潜伏を続けて、体力が衰えた時期に再発する可能性があるの。多分同じ症状……このままだとそのうち……

ぷるぷる;オートメディック! アミスは助かるの!?

オートメディック:本人の体力が落ちているから、自然治癒を望むのは難しいと思う……でも、この病気は5年前に治療薬が作られたはずだから……早めに薬を与えればあるいは……

ミカ:よっしゃ、薬やな! うちのコネですぐに買ってきたる! で、それどんな名前の薬で、どこで売ってんのや?

オートメディック:長期保存ができないから、販売はされていない。一時期はよくつかわれたけど、ここ数年その病気は流行していないから、保管されている可能性は低いと思う。だから……作る。

シモツキ:あなたすごいじゃない! 薬を作れるの? 作り方も材料も分かるの?

オートメディック:別に……取得したデータの中に人間に関する医療系のデータベースがあったから……

エニア:セイ君も形無しねーァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、

オートメディック:ただ……薬を作るには、さまざまな材料が必要になる……集めるのは大変だけど……手伝ってくれる?

シモツキ:そんなの簡単よ! 私たちで集めてくれば、ちょちょいのちょ! 大人が手をひねるくらいに簡単よ!!

闇羽:話は聞かせてもらったわ!!!!!

エニア:ち……いや、姉さんがいないしぼけるのはやめよう(;´Д`)空しいわ、きっと

バウ:バウたちも手伝うです!!><

シャボタン:手伝わせてください……!

ローキー:うぬ、こういう時はみんなで助け合うのじゃ!

バルル:まぁ、アミス先生にはお世話になってますからね……それに、アレア姉さんもきっとこうするでしょうし

シーホース:アミス先生に受けた恩……今こそお返しする時です!

ペペン:アミス先生の給食、もっと食べたいです! ペペンも頑張るです!!

サラマンダー:私も頑張るぞ!!

ミニー:ミニーも全力で頑張るですよ!!

白い使い魔:……私、もう大切な人を失いたくない……!

エニア:……

オートメディック:じゃあ、必要なものを説明する……


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シモツキ:みんな、材料を集めに行ったわね

ぷるぷる:みんな、ありがとう……

エニア:……

オートメディック:……最後の一つ。

シモツキ:まだあるの!?

ミカ:まぁええやないの。まだうちたちがおるし。で、オートメディックはん、最後の材料は何なんや?

オートメディック:……

エニア:……?

オートメディック:教えない。

シモツキ:ええ!!?

ミカ:ちょいまち! それどないやっちゅーねん!!? ここまで来てそれはないでー!!?

シモツキ:あなた何考えてるの!!? そもそも、嫌ならなんで途中までは材料を教えてくれたのよ!!?

オートメディック:アンタ達をまだ信用したわけじゃない……

エニア:つまり、信用に足るものを示せと?

オートメディック:……コクン

シモツキ:信用に足るものって……どういうことなの!?

ミカ:うーん、なぁ……オートメディックはん? あんさんの不安が何かはまだよー分からんけど、こんな時やし心を開いて話し合えば……

オートメディック:それ……その、ココロっていうもの。アンタ達は理解しているの? 心を開くって何? どこかに物理的に開く部分があるの? 心ってどこにあるの?

エニア:……

オートメディック:私にはわからない……理解できない。だから……アンタ達を試させて。

シモツキ:その勝負乗ったわ!!

ミカ:(;´Д`)ええええええええええええ!!!?

オートメディック:答えがわかったら教えて。そうすれば、最後の材料を教えてあげる

エニア:……心、ねぇ……


〇エニアたちが出発した後……

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???:……

ぷるぷる:……ZZzz

ウル:ぷるぷるも疲れて眠っているのだ

アレア:……

アミス:……

ウル:アミスは……大丈夫なのか?

アレア:エニアたちが動いているから心配ないでしょう。なんかセイ君もこそこそやっているようだし……

アミス:……アレア、さん?

アレア:あら、起こしちゃったかしら?

アミス:……私……全然駄目ですね。

アレア:……

アミス:学校の先生になることが夢だったのに……いざその夢がかなうって時に……すごい不安だった、本当に私が……先生たちみたいに、ちゃんと子供たちに接することができるのかなって……

アレア:……

アミス:闇羽ちゃんの家庭教師になってからもうすぐ1年……その時からお世話になっているアレアさんに、私は頼りきりだったみたい……アレアさんが一緒にいてくれれば、きっと乗り切れるって……

アレア:……

アミス:こんなんじゃダメですよね……一人でやっていけるぐらい強くならないと……

アレア:アミス先生は十分強いわよ

アミス:え……?

アレア:別にね、意地悪で先生をやめるわけじゃないのよ。本格的にここが学校になるなら、私の存在はきっと邪魔になる

アミス:そんなこと……アレアさんは十分先生として……

アレア:能力とかそういうことじゃなくてね……私は、先生をやるには傷つきすぎた。私が先生をしていたら……きっと親御さんたちは心配するわ

アミス:……それは、その右肩の傷のこと?

アレア:……そうね

アミス:……

アレア:……

アミス:確かに、アレアさんは先生にはふさわしくないみたいですね

アレア:……

アミス:だって嘘つきですよ。『わたしにはこれ以上友達は必要ない』なんて言って……結局またこうして、私に会いに来てくれてる

アレア:……

アミス:あなたはもう少し正直になるべきです。先生が言うんだから、ちゃんと守ってください。

アレア:……守るわけないでしょうよ。何が先生よ、ベッドの上から言われても全然説得力ないわ。

アミス:フフフ、じゃあ元気になったときにもう一度言います。

アレア:必要ないわ。私にとってあなたは先生じゃないし……ねぇ、アミス?

アミス:……そうですね……いえ、そうね……アレア。一年、付き合ってくれてありがとう。これからも時々でいいから……助けてね。

アレア:ま、友達の頼みじゃぁ仕方ないわね……


続く
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by sei_aley | 2012-12-15 21:11 | ECOショートストーリー