評議会内偵部の冒険 1
ドミ界いってきたんだZE!
PvP仕様ってことで人がいねぇえええええ。まぁ、レベル上がりやすいし、カンストペットいればDEM以外には殺されないし、つかDEMつえぇ。光塔やマイマイにいるDEMに、レベル30程度で太刀打ちできるわけ無いだろ!
ペット無双なので、永久奈が最強です(GOがある)
評議会内偵部の冒険
アルシア……アクロポリス評議員。23歳女性。外見ロリ。銀髪。
クリステン……評議会内偵部長。アルシアの後輩エレメンタラー。ドミニオン男。
神崎永久奈……ファーイースト出身。評議会内偵部所属。商人。エミル女。
スレイ:金狼。結構強い。
○アクロポリス、評議会館、アルシアの書斎にて
クリステン:ドミニオン界だと?
アルシア:そうだ。お前らには、ドミニオン界に行ってもらいたい。
永久奈:ドミニオン界って……なんでまたそんなところまでいかないといけないんですか……私、そろそろ実家に戻らないといけないんですけど。
アルシア:天まで続く塔が発見され、こちらから任意にドミニオン界に人を送ることができるようになった。ルーランもゴルドーも人を用意して調査に乗り出している。こちらも先手を打ってドミニオン界の様子をチェックしておきたい。
永久奈:(;´Д`)あの、私の話きいてます?
クリステン:ドミニオン界は、『あの事件』もあってひどい有様だぞ? 結果的にDEMの勢力は拡大していると聞く。
アルシア:そうだ。ぜひそのあたりを調査、できれば解決して欲しい。アクロポリス評議会として本音を言えば、ドミニオン界がどうなろうと知ったことではないが、その飛び火がこちらに来てはたまったものではない。まぁ、DEMが何百、何千こようが、エミル界のアクロポリスは落ちんがな。
クリステン:(´=ω=`)それはドミニオンであるこの俺に喧嘩を売っているのか?
永久奈:あの、えっと。だ、だからってなんで私までいかなky……
アルシア:まぁ、ドミニオン界の様子がある程度分かればこちらから支援することも可能だ。よろしく頼むぞ。
クリステン:まぁ、俺としては故郷に帰れるわけだから別にいいけどな。
永久奈:あ、あの!!
アルシア:ん、どうした永久奈。さっきからうるさいぞ。
永久奈:なんで私まで行かないといけないんですか! 私関係ないし><!!
アルシア:行けば分かる。ってか、行け。返答は、『イエス』か『はい』のどちらかだ。
永久奈:(;´Д`)
クリステン:あきらめて、さっさと行くぞ。
永久奈:(;´Д`)そんなぁ……
○天まで続く塔(エミル側)
クリステン:む、あいつら……
ベリアス:な、お前ら……なんでここにいるんだ
エミル:あ、永久奈さん。お久しぶりー
永久奈:エミルさん、お久しぶりですー
クリステン:何をやってるんだ、ベリアス。
ベリアス:そっちこそ何やってやがる……俺たちはいまからドミニオン界に行くところだ
永久奈:奇遇ですねぇ。私たちもドミニオン界にいくところなんですよぉ
マーシャ:またアルシアのお使いね……
クリステン:まぁ、そんなところだ。セイもエニアもなんか知らんがアクロポリスを離れているらしくてな。
ルルイエ:あなたたちも大変ねぇ。
永久奈:(;つД`)はぃ
クリステン:じゃ、俺たちは先に行くぞ永久奈。
永久奈:(´・ω・`)ノはーぃ
マーシャ:またね、永久奈ちゃん。
ルルイエ:生きていたら、また会いましょ?♪
永久奈:縁起でもないこといわんでください(;´Д`)!
○天まで続く塔(ドミニオン側)
永久奈:あの、クリステンさん……
クリステン:なんだ?
永久奈:体が重いです……気分悪い……頭がくらくら……あ、吐いてもいいですか?
クリステン:ドミニオン界はエミル界とは違う時間の流れ方をしているからな。しばらくはまともな感覚ではいられない。あ、吐くのは禁止だ。
永久奈:(;´Д`)きもちーわるいー。しばらくってどのくらいですか?
クリステン:2,3ヶ月かな
永久奈:実家に帰らせていただきます。
クリステン:まぁ、待て。戦闘はかなりきついかもしれんが、その代わりスレイがいる。
スレイ:わんわん
永久奈:スレイは元気そう……なるほど、だから私もいけって……
永久奈:あの、気持ち悪いんで私も横になっていいですか?
クリステン:(;´Д`)もう少しがんばれ、エミル界での元気はどうした
永久奈:それはそれとして……どうしたんですか、元気が無いようですけど?
避難女性:避難してきたの。町に向かっていたんだけど……間違えて塔の方に来ちゃったみたい。
難民少女:おねぇちゃん……おなか空いちゃったよ
避難女性:かばんの中にお菓子があるわ。私の分も食べちゃっていいから。
難民少女:……うん
クリステン:町って言うのは……ウェストフォートだな。
避難少女:そうよ。もうアクロポリスシティはDEMに落とされてしまったわ……数ヶ月前にひどい戦いがあってね……
クリステン:そうか、ウェストフォートに行けばもうちょっと情報がありそうだな。行くぞ、永久奈。
永久奈:あー、待ってくださいよぉ! 気持ちわる……お、置いていかないでぇ……!
難民少女:あ、エミルのおねぇちゃん!
永久奈:ん?
難民少女:きを、つけてね……しんじゃやだよ……
永久奈:……
クリステン:心配するな。こいつはエミル界で冒険者やってたんだぜ。あのDEMの連中だってばたばたなぎ倒してたんだ。
難民少女:DEMを? すごい!
クリステン:だから心配するな。安心してここで待ってろ。
難民少女:うん……!
○軍艦島 ~ ウェストフォート道中
永久奈:あーうー。本当に力でない……スキルもうまくできないし……
クリステン:西平原のほうには出るなよ、DEMがいるらしい
永久奈:え、DEMくらいクリステンさんがいれば大丈夫ですよね? さっきの女の子にもそういって……
クリステン:残念だが、俺の魔法もだいぶ制限をかけられている。時間の感覚がなれてないせいだな……しばらくは魔法は使えないからそのつもりで。
永久奈:えー(;´Д`)!!? 全然さっきと話が違う!?
クリステン:あの雰囲気じゃ、ああいうしかないだろ。思ったよりも戦況は悪いらしい。
永久奈:……悪いって?
クリステン:アクロポリスが落ちたって言ってただろ。エミル界でアクロポリスがどういう位置にあったのか思い出してみろ。こっちも地形は変わらん。
永久奈:アクロポリス……大陸の中心部にある?
クリステン:そういうことだ。つまり、真ん中をごっそりと持っていかれてるんだ。東西南北の連携はほとんど取れず、なし崩しに向こうに一方的にやられる……だろうな。
永久奈:そ、それってまずいんじゃ……
クリステン;(;´Д`)だからアルシアが動いてんだよ
永久奈:こんなひどい世界なんて聞いてないですよ! やっぱりこなきゃよかった……
クリステン:ひどい世界っていうのは否定しないけどな。まぁ、それでも、ここは俺たちの故郷だ。
永久奈:……
クリステン:ここで生まれてここで死ぬ。だが、このままDEMの連中に好き勝手やられちゃ、それもかなわん。
永久奈:そう、ですね。エミル界にもDEMは進行してきているし、他人事じゃないですよね!
クリステン:……俺は、お前のそういう馬鹿なところは嫌いじゃないぞ(ボソ
永久奈:何か言いました?
クリステン:(;´Д`)早く歩けって言ったんだよ、この馬鹿。だから西平原に出るなって、殺されるぞ!
永久奈:はわわ! いつもの癖で><
クリステン:(;´Д`)俺はお前のそういうバカなところは大嫌いだ
永久奈:ごめんなさいぃ!><
○エミル界、アクロポリスシティ、アルシアの書斎
セイ:クリステンと永久奈に行かせたのか
アルシア:そうだ。で、タイタニア界の様子は何かつかめたか?
セイ:ちょっとした戦いがあったらしい。多分、アムヘルが絡んでたあの事件ともつながりがありそうだ。
エニア:ドミニオン界まで飛び火してたみたいよ。そのせいでDEMの勢いが増して、向こうのレジスタンスもかなりやられたみたいだねぇ
セイ:『あの人』がドミニオン界に降りて暴れたらしいからな……かなり戦局は混乱しただろうな。
エニア:(;´Д`)地獄絵図が簡単に想像できるわ……
セイ:で、俺たちもドミニオン界に行くのか?
アルシア:あまり向こうにばかり戦力を持っていってもな。とりあえずはクリステンの報告待ちだ。
エニア:とわなっちも大変だねぇ、わたしはもう次元転生酔いは勘弁だよァ '`,、'`,、('∀`) '`,、'`,、
セイ:永久奈にとっては初めてか……向こうで吐きまくってるだろうな。
○ドミニオン界
永久奈:うええええええええ(吐
クリステン:(´=ω=`)こいつ連れてきたのは間違いかもしれん。
~続く~
by sei_aley
| 2008-06-08 12:20
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