白い猫と夢幻の魔女 前編
白マタの入手イベントをやってきました。
月明かりのオリジナル白ネコマタとして、ロードの実の姉、白い姉さんこと、『アルビノ』。
自分の中で思い描いている「アルビノ」と今回の白はまったく異なった性格ですが、
・切れると怖い
・宿主を必要としないほど強い
という点で共通していたり(´・ω・`)
(´・ω・`)アルビノ姉さんは一体いつになったらショートストーリーに出てくるのでしょうね
○ECOタウンにて
ロード:うわー、すごいでかいクジラ
セイ:ク・トゥルーって言うんだ。聞いたことがある。
ロード:くとぅるー?
セイ:世界のハザマをさまよう巨大なクジラさ。世界を丸呑みにしながら泳いで回るって話だ。
ロード:世界を、まるごと??
セイ:伝説さ。まぁ、それにしても……この空間は一体なんなんだ(;´Д`)
ロード:タイタニア……界じゃないね。アレイの次元転生も解けないし。
セイ:間違いなくタイタニア界だと思うんだけどな……まぁ、その辺歩いてみるか。
冒険者の女性(エミル):もー、絶対許せない!!
セイ:ん、なんだ?
ロード:?
冒険者の男性(ドミニオン):なぁ、もういいじゃないか、帰ろうぜぇ
エミル女性:このまま帰るなんてできないわ! あのいたずらウサギ! とっちめてやらないと気がすまないわよ!!
冒険者の男性(タイタニア):だから、勝ってたときにやめとけばよかったんだよ……
エミル女性:うっさいわね!! さっさと探しに行くのよ、あんたたち!! さぁ、散って散って!!!
セイ:……なんだか騒がしい町だな
ロード:いたずらウサギ……ウサギ?
セイ:周りでうろうろしてた風船持ったやついただろ? あれじゃないのか?
ロード:えー、ウサギってもっと可愛いよぉ(;´Д`)
セイ:(;´Д`)いや、そんなこと知らんがな。
セイ:ん? 向こうに大浴場があるみたいだぞ?
ロード:大浴場!!?
セイ:行ってみるか、珍しい。
ロード:わーい(*´▽`*)
おじいちゃん:おぉう……ネコちゃんを連れて風呂とは珍しいやつじゃの??
ロード:なんでアレイ裸じゃないの orz
セイ:何期待してんだ、このバカ猫(;´Д`)
おじいちゃん:ほっほー、空色の猫ちゃんとはかわいいのぉ。じゃが、白い猫ちゃんもかわいいぞぉ?
セイ:なんだと!!!!?
ロード:なんですって!!!!!?
おじいちゃん:ふぉっふぉっふぉ、なんじゃキミタチ。爺の話を聞きたいのかね???
セイ:白い猫だと……まさか、あの人のネコマタか……!?
ロード:そんな……だって、白い姉さんはタイタニア界にいるはずじゃ……やっぱりここはタイタニア界??
おじいちゃん:あれはそう……50年程前の話じゃ。わしはまだ血気盛んな冒険者で……
セイ:仮にここがタイタニア界だとしてもだ。お前の姉さんがいるってことはあの人もいるってコトじゃ……
エミル女性:追い詰めたわよ!!
おじいちゃん:来る日も来る日も大冒険の毎日で、わしが19歳のとき……
セイ:ん?
怪しいウサギ:!?
セイ:お、ウサギだ。
ロード:だから、あれはウサギじゃない!! 断じてウサギじゃないもん!!(;つД`)
セイ:いや、知らんがな(;´Д`)
白い猫:追い詰めましたわよ……!
セイ:な……?
ロード:姉さん? いや……姉さんじゃない。姉さんじゃないけど、白い猫???
おじいちゃん:わしはめちゃくちゃに剣を振ってそいつに戦いを挑んだのじゃ、するとやつは……
エミル女性:せーので捕まえるのよ、あんたたち!!
ドミニオンとタイタニアの男性:おう!!
白い猫:了解ですわ
エミル女性:……せ~、の! いまよ!!
ドミニオンとタイタニアの男性:とりゃあああああ!!!!!!
怪しいウサギ:……!!
ピカ!!!!!!
ドミニオンの男性:な、何処行った!?
エミル女性:ま、また逃げられたぁ!!?
セイ:……
白い猫:……逃がしませんわ!
ロード:あ、アレイ! 行っちゃうよ!
おじいちゃん:そんな時ワシは言ったのじゃ。あきらめてはいかん。みんなで力をあわせれば……
セイ:まぁ、追うか。あの人のネコマタと同じ色の猫なんて珍しい。それに言葉を話してた。かなりの力を持ってる。
ロード:うん!
おじいちゃん:わしはその花をくれた彼女に名を聞いたのじゃ。そうすると彼女はこういった。「私は北の魔女……」
○ショップゾーンにて
白い猫:追い詰めましたわよ……
怪しいウサギ:……
セイ:いたぞ
ロード:本当だ!
白い猫:さぁ、おとなしくしなさい、ウサギさん!!
ロード:だからそいつは絶対うさぎじゃなああああああああい!!!!
ビカ!!!!!
セイ:な!?
ロード:??? ええ?? 二人ともいなくなっちゃった??
セイ:……
ロード:ど、どこいっちゃったの? あの気持ち悪いのと白い猫!?
セイ:(;´Д`)気持ち悪いのって言うのもひどいな
ロード:本当のことだもん^-^
セイ:まぁ、それはそれとして、おそらくはこの絵が入り口だ
ロード:入り口??
セイ:わずかに空間のゆがみのようなものを感じる。多分この辺にほころびがあって、そこから別の空間に転移したんだろう。
ロード:よくわっかんないけど、私たちもいける? あ、時空の鍵使えばいいじゃん!
セイ:確かにあれ使うとタイタニア界にもいけるけどな。これは無理だ。向こうは完全なる空間じゃないみたいで、時空の鍵だと入り口を安定できない。
ロード:じゃ、このまま逃げられっぱなし??
セイ:そういえば、さっきの爺さんがあの白い猫と顔見知りみたいだったな。話を聞けば何かわかるかもしれん
○温泉にて
おじいちゃん:こうして、わしはこのECOタウンに腰を落ち着ける事にしたのじゃ……
セイ:おい、爺さん。ちょっと話があるんだが。
おじいちゃん:ふぉっふぉっふぉ。いやー、久々に長い話をしてすっきりしたワイ♪
ロード:(´・ω・`)?
おじいちゃん:おぉぅ? なんじゃ、困ったような顔をして。この爺に話してみるがよい?
セイ:(まぁ、なんだかよく分からないが……) あんた、白い猫と知り合いなんだろ?
おじいちゃん:おお、白ちゃんか。時々爺の話につきおうてもらってるよ
セイ:絵のところで見失ったんだけど、何処にいったか知らないか?
おじいちゃん:絵のところとな。あの辺は厄介な事になっておるからのぉ……これをもっていくがよい。
ロード:花……?
おじいちゃん:夢幻の花という。さっきの話に出てきた花じゃ。
セイ:(さっきの話ってなんだろう……)これを使えば白を追えるのか?
おじいちゃん:うむ。じゃが、向こうは危険なところじゃ。楽しいところでもあるがの。白ちゃんがそっちへ迷い込んだとなるとちょっと厄介じゃの。迎えに言っておくれ
セイ:あぁ、分かった。とりあえずこれで向こうへいけるみたいだな
ロード:なんか、一部話がかみ合って無い気がするけど……(;´Д`)まぁ、いいか
○ショップゾーンにて
セイ:なんだか気が遠くなる……
ロード:ふにゃあ……なんか眠い……
○夢幻世界にて
ロード:ん……? ここは?
セイ:おう、ロード。めがさめたか。
ロード:アレイ?? ここは……?
ヴァニー1号:おやおや、もう目が覚めましたかな?
ロード:あ、気持ち悪いの!!
1号:おやおや、元気な子猫ちゃんだ……私、ヴァニー1号と申すもの……
ロード:……私はロード。
1号:可愛い名前だ。いくつか質問させていただいてよろしいかな? 好きな食べ物は?
ロード:プリン
1号:好きな色は?
ロード:青
1号:好きな場所は?
ロード:海
1号:座右の銘は?
ロード:旅は道連れ、世は情け
1号:ふむふむ……なんとなく分かってきましたぞ。では、最後に……
ロード:?
1号:最後に貴殿の生き様を教えていただきたい。
2号:あにきぃ、もうがまんできないぜぇ……!
ロード:うわ!? 気持ち悪いのが増えた!!?
3号:おいしそうな猫だぜ……!
4号:兄さん、コショウとシオを持ってきたよ!
5号:早く食べようぜ! 腹減った!!
6号:さっきのやつよりやわらかそう……
7号:俺……もう我慢できない!
1号:やれやれ、せっかちなやつらだ……
ロード:な、ななな、なんなんだオマエラ!!
1号:その者の生き様を思い描きながら食するのが、私の唯一の楽しみだというのに……
ロード:……わ、わわ!! こっち来るなぁ!!
1号:ささ、長い永い眠りにいざなってあげよう。苦痛も悲しみも無いように。それが君の唯一の救いなのだから……
ロード:な、なんだよぉ!! 変なものをこっちに近づけるなぁ!! ああぅぅ……なんだか、眠く……アレ、イ……
セイ:(´=ω=`)いい加減にしろ
1号:むむ、貴様……この薬が効かないのか!?
セイ:こんな子供だましの眠り薬で気を失うやつなんざ、そこで今にもぶっ倒れそうな子猫だけだよ。
ロード:アレイ……?
セイ:忘れ菜草か、珍しいし強力だけど、調合が甘いな。
白い猫:そうよ。いたずらはそこまでよ!!
ロード:あ、白!!
白い猫:ごめんなさいね、この子達……いたずらして怖がるところを見るのが目的なの
ロード:え!? じゃいまのは全部いたずら!!?
1号:むむ……
セイ:まぁ、最悪ウサギは草食だろ。
ロード:だから、あれはうさぎじゃなああああああああああああい!!!!!!!
1号:ばれてしまっては仕方が無い。逃げるぞ、兄弟よ!! ってあれ、みんな何処行った!!!?
セイ:お前のコピー品どもなら、さっき一斉に逃げたぞ。
1号:きょうだいいいいいいいいいいいいい!!!!!?
白い猫:フフフフフ、さぁ、お仕置きの時間かしら?
ロード:そうね……ちょっと教育が必要なようね。
1号:むむ……、そこのタイタニア殿!! 貴殿はこの猫たちの主人であろう!! 彼女らの暴挙を止める義務があるのではないかね!!
セイ:俺はその白いネコの主人じゃないので、止める義務は無い。
1号:ええええええええええええええええ!!!!!?
セイ:ちなみに、冗談とはいえ俺のロードを食うとか抜かしたお前を助ける義理が、俺にはない。
1号:ええええええええええええええええええええええええ!!!!?
白い猫&ロード:フフフフフフフフ
1号:アッー\(^o^)/
続いちゃう。
by sei_aley
| 2009-03-04 00:00
| ECOショートストーリー