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月明かりの射す静かな庭

noblemoon.exblog.jp

ECOのフリージアサーバに生息中。現在の企画→ECO小説<運命の赤い糸>

ウォーターレイアー ウルズとコリンズイベント



短いけれど、まぁ行ってきたのでちゃっちゃっとまとめてみる。




ウォーターレイアーの位置づけは、タイタニア寄りというよりエミル寄り。天まで続く塔の存在によってタイタニア界への道ができてしまったために、その塔ごとウォーターレイアー近海をエミル界に叩き落したような感じのようです。











ウルズとコリンズ




○ウォーターレイアーにて


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エニア:あーあ、せっかく天界に戻ってこれるかなぁと思ったのに。ここ、エミル界じゃん。

セイ:タイタニア王が塔を封印したって話も本当だったんだな。ある意味、伝説級の場所だ。

エニア:あんなボンクラ王が施した封印なら、私とセイ君で破れるんじゃね?

セイ:(;´Д`)お前……天界の魔力があればどうにかなるかもしれんが、さっきも言ったとおりここはエミル界だぞ。そんな魔力があるか。

エニア:(´・ω・`)つまんないのぉ

セイ:まぁ、せっかくこれたんだし、その辺見て回ろうぜ。タイタニア界からここには来れないんだし、貴重な経験だ。

エニア:(´Д`)えー、もう帰ってねようよぉ

セイ:(;´Д`)この堕落魔女め……



○海底洞窟(寒流)にて

エニア:おおおお、きれいじゃん!

セイ:ウォーターレイアーは水がきれいなことでも有名だった場所らしい。この水深でもこれだけの透明度があるとはすごいな……

エニア:これ、観光名所で金取れるよ! 天界に帰ったらまずここの封印を破って観光事業やろうよ!

セイ:金儲けの事しか頭にないのか……ロマンもムードも台無しだな……

エニア:ん、セイ君セイ君、あそこに誰かいるよ?

セイ:ん?

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コリンズ:あぅ……あああうぁ……

セイ:……?

エニア:おーい、頭が残念な人ですかぁ?^-^;

セイ:お前の頭のほうが残念かつ、取り返しがつかないだけ性質が悪いが。

エニア:(;´Д`)それはひどい

セイ:この幽霊、どうやら声を封印されているみたいだな。こんなことができるのはこの辺じゃ……あの3女神くらいだろ。

エニア:あの魚ども苦手ー。生意気なんだもん。

セイ:お前には人と友好的に付き合おうと言う精神というか心がけと言うものはないのか(;´Д`)

エニア:(*´▽`*)

セイ:(;´Д`)笑顔はやめろ、なんか気色悪い

エニア:(´・3・`)ブーブー

セイ:とりあえず、3女神に話を聞いてみるか



○ウォーターレイアーにて


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ウルズ:洞窟の幽霊だと? コリンズに会ったのか

セイ:やっぱりあいつの声を封印してたのはあんたらか

ウルズ:なんだか棘のある言い方だな、タイタニアの小僧。あれは奴が望んだことだ。

ロード:小僧って! 失礼な!

セイ:(;´Д`)お前は黙ってろ

ウルズ:ネコの幽霊か。さすが、タイタニアの主人に似て生意気そうだな。

ロード:アレイ、こいつ殺そう^-^

セイ:(;´Д`)黙ってろと言わなかったか?

ウルズ:もう用がないなら帰るがいい。ここはタイタニアが見捨てた地。われらはお前たちを許しはしない。

セイ:あの幽霊が望んだことって言ったな? 望みってなんなんだ?

ウルズ:……奴は海賊だ。クトゥルフの宝に手を出して死んだ。財宝とともに仲間を待ちたいと言ったから、声を代償にああしてやったのだ。

セイ:クトゥルフ……あの海の支配者か

ウルズ:タイタニアは馬鹿者ばかりだ。私なら……助けてやれたのに

セイ:ウルズ?

ウルズ:なんでもない。フフフ、そうか。ならば一時だけ奴に声を返してやろう。

セイ:え?

ウルズ:楽しみだ。永遠に仲間を待ち続ける奴が、今何を思っているのか。後悔と懺悔と、恨みの言葉を楽しみにしているぞ。

セイ:……


○海底洞窟(寒流)にて

エニア:もー、かえりー、たいー、んですけどー♪
ロード:もー、かえりー、たいー、んですけどー♪

セイ:(;´Д`)憑依の中と頭の上でハモるんじゃねーよ、鬱陶しい!!

エニア:あの魚も『用がないなら帰れ』って言ったじゃんよー、もう帰ろうよぉ

ロード:そうだよ、あんな奴の事なんてどうでもいいから帰ろうよぉ

セイ:いいから黙ってついて来いって

エニア:(´・3・`)

コリンズ:あぅ……ああぅあぁぅ……

セイ:ウルズの話通りなら、声が出せるはずだが……

コリンズ:あ……あぅ……あ? あああ? こ、声が……声が出るぞ!

エニア:よかったね^-^ よし帰るか。

コリンズ:ちょっと待ってくれ!!

エニア:後悔や懺悔や、恨み言なら直接あの魚どもにどうぞ。

コリンズ:何の事だ? そんなことより、ウルズに伝えてくれ! あいつが目覚めたって!

セイ:あいつ……?

コリンズ:そうだ! クトゥルフだ! 1000年の眠りから目覚めようとしてる……このままじゃ世界が! ここも危ない! あ……ぐ、もうこぇがぁ……もう一つだけ……

セイ:……

コリンズ:ウルズに……ぃ…ぁぃし…るって……あぅうあ……



○ウォーターレイアーにて

ウルズ:クトゥルフの復活だと? フフフ、ついに精神までいかれてしまったのか、奴は?

セイ:クトゥルフは海の支配者とも呼ばれた強力な魔物だ。復活すればタイタニア界に大きな影響が出るぞ

ウルズ:所詮幽霊の世迷言だ。仮に本当だとしても、クトゥルフはタイタニア界の魔物。エミル界に落とされた我々には関係ないことだ。

セイ:……

ウルズ:不満か、タイタニアの小僧。ドミニオン、機械種族との戦いで、我らと共に戦おうと言ったのは誰か。そして、戦争が済み、塔が不要になったとき我らごと封印したのは誰か……すべてはタイタニア、貴様らだ。

セイ:まぁ、否定はしないが……

ウルズ:私は『過去』を守る女神だ。『未来』を信じることも、『現在』のために考えを改めることもできない

セイ:ああ、分かってる

ウルズ:……奴が言っていたことはそれだけか?

セイ:もう一つ……言っていた。

ウルズ:そうか、私への恨み言か? 懺悔か? 謝罪か?

セイ:いや……違う。

ウルズ:……なんだと?

セイ:ウルズ、いつも……いつまでも愛してる……って

ウルズ:……

セイ:ウルズ……

ウルズ:奴は私よりも、仲間と財宝を選んだ。いまさら……そんな言葉など無意味だ……

セイ:そう、かもな

ウルズ:そうだとも

セイ:だが、タイタニアがあんたらを裏切った過去が事実なら、コリンズがあんたを愛していた過去も事実だ

ウルズ:……知ったような口をきくな、セイ・アレイ……

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○その夜……

エニア:セイ君、あの二人の事知ってたの?

セイ:ん?

エニア:ウルズとコリンズの事。だから最後まで付き合ってあげたんでしょ?

セイ:まぁ、そういうことだな

エニア:なんで知ってたの? 最初、幽霊は言葉だって話せなかったのに。

セイ:声が聞こえなくても、ある程度何をしゃべってるか分かるんだよ。読唇術ってやつだ。

エニア:へぇ

セイ:ま、俺の読唇術も完璧じゃないけどな。昔ちょっとかじった程度さ。

エニア:……あの二人、うまくいかなかったのかな……

セイ:タイタニアとマーメイドだからな……種族が違う

エニア:……

セイ:でも、きっとお互いに想い合っていた。だからコリンズはクトゥルフの事を伝えようとしたし、ウルズは自分が恨まれていると思っていた。

エニア:なんだか、悲しいね

セイ:そうだな……


―終わり―
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by sei_aley | 2008-03-05 16:32 | ECOショートストーリー